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  • nagaoka shinya

「写真撮影工事」という考え方


RE:HOUSE-S/亀岡建築アトリエ

建築写真(ここでは「竣工写真」の意味で使用します)の場合、撮影は工事完了から引き渡しまでの間に依頼されることがほとんどです。家づくりは、打ち合わせから始まり、多様で複雑な工程から成り立っていて、最終工程は「ハウスクリーンング」である場合が多い。そこから、建築写真を撮る日程が始まりますが、実は引き渡し前ギリギリまで残工事があったりと、なかなかの綱渡りです。

継続している工事の最中に、作業を避け、工具道具類を移動させながらだったり、未工事部分を後修正前提で撮影することもあります。


ある日、撮影予定でおじゃました住宅が、塗装関係の作業が残っていて撮れない。職人さんに確認すると、翌日なら養生も外せるから間違いなく大丈夫とのことだったので、出直すことにしました。ただ、外観だけは天気が良い日に撮影を済ませたかったので、家前に停めてあった職人の皆さんの車を全部移動してもらいました。

こういう経験、協力関係を通して思うのは、建築写真撮影も、家づくり工程の一部、「工事」のラストであるということです。たとえば地盤工事、基礎工事、大工工事、電気設備工事、左官工事、内装工事などと全く同じに、「職人のアンカー」として写真撮影工事がある。


今どき、写真なんて誰でも撮れます、スマホだって撮れる。だから、設計者や施工者で、自分で撮影する方もいます。だけど、セルフビルドでもない限り、各工事は、専門の、プロフェッショナルの職人技を頼ります。 写真撮影も、その矜持を持って、ほかの職人たちに負けない仕事をするのだ。「写真撮影工事」のプロフェッショナルとして。

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